#練習用

2014年5月 巣箱

2014年4月 巣箱 厚木の自宅の庭の豊後梅の木の股に巣箱が取り付けてある.いま,中学3年生の孫の男の子が小学4年生ころの夏休みの工作の宿題で,父親に手伝ってもらいながら作ったものである.孫の家はそのころマンションで取り付ける場所もなかった。「じい…

2014年3月 ゴミを捨てる人々

2014年3月 ゴミを捨てる人々1) 定年退職後近くの公園でラジオ体操を始めたが,ついでにゴミ拾いもするようになり1),早くも丸4年が過ぎてしまった.毎日行うよう心掛けているが,朝早く出掛けたり,旅行,体調不良その他でできない日もあり,平均すれば,週5…

2014年2月 追試験の重要性

2014年2月 追試験の重要性 過日の大雪で大学入学試験を受験できなかった受験生のための追試験が行われているようである.また,定期試験に不合格だった学生の救済処置として追試験が行われることがある.これから述べるのはこれとは異なる,研究における追試…

2014年1月 帰省

2014年1月 帰省 毎月3-4日帰省している.いま,小千谷市の特別老人養護施設にお世話になっている母(101歳)が家に帰りたいというので,帰省しその間実家に連れ帰って来るためである.母は数年前まで自宅に一人で生活していた.横浜に来ても数日たつとそわそわ…

2013年12月 景気回復は本当か

現役のころに比べたら少なくなったが,12月に入って数回タクシーに乗る機会があった.私の興味で,乗車すると運転手さんに「最近の景気はいかがですか.乗車率は上がっていますか」と尋ねることが多い.すると異口同音に「全く駄目です」との回答が来帰って…

2013年11月  上海・蘇州への旅,その2

2013年11月 上海・蘇州への旅,その2 上海での学会の終わった翌朝,蘇州大学の李教授が迎えに来てくださった.李先生は数年前,私の研究室でポスドク(博士研究員),招待研究員として都合3年間過ごされ多くの論文を書き上げたのち,いきなり蘇州大学の教授に…

2013年10月 上海,蘇州の旅

2013年10月 上海,蘇州の旅 上海,Fudan大学のYuping Wu 教授が主催された国際化学連合・第9回新奇物質とその応用会議(10月17日-22日)に出席した.昨年3月,サンジェゴ(米国)で開催されたアメリカ化学会に出席した折,私の前に招待講演をされたWu教授と名刺…

2013年9月 ケレタロ(メキシコ)に旅して

2013年9月 ケレタロ(メキシコ)を旅して 去る9月8日から15日まで開催の学会でポスター発表を行うためにケレタロ市に出張した.その際の出来事や印象などを以下に述べたい. ○学会について 国際電気化学会議(International Society of Electrochemistry)と称…

2013年8月 出船の構え

2013年8月 出船の構え 中学校時代の担任のK先生から、よくホームルームの時間に便所(当時はトイレとは言わなかった)から出るときはスリッパを脱ぎっぱなしにするのではなく、次の人がはきやすいように便器の方に向けて脱ぐように、家に入るときも玄関では下…

2013年7月 したつもり

2013年7月 したつもり 最近,したつもりがそうなっていないことが多い.改札口で定期券を出そうとしたが,ポケットに入っていない.昨夜,スーツを変えたとき,たしかに入れ替えたつもりだった新しい方のポケットに入っていない.慌てて,家に引き返す.やっ…

2013年6月

2013年6月 エライシン 小さいころ,事あるごとに母から「エライシンを起こすな,エライシンを起こすな」と注意された.私はその意味を“偉い心(シン)”,つまり少しくらい学校の成績が良くても自分は偉いんだと思うな,いばるな,天狗になるな,いつも謙虚な心…

阪東橋界隈から 2013年5月

2013年5月 ウオッシュレット ウオッシュレットもカラオケ、即席ラーメンとおなじように我が国が世界に誇るべき発明かと思っていたが、米企業が医療用に開発した温水洗浄便座「ウオッシュエアシート」をTOTOが輸入販売、他社委託で国産化したのが発端という。そ…

阪東橋界隈から 2013年4月

2013年4月 桜 それぞれの思いのこして花散りぬ 今年の桜も横浜では早々に終わってしまった。桜のころになると50数年前の高校時代の国語の授業を思い出す。1年生の4月のある日の国語の授業だった。原稿用紙が数枚配られ、桜についての作文を書く課題だった。…

阪東橋界隈から 2013年3月

2013年3月 気になる言葉使い、発音 言葉使いが時の流れとともに変化するのはよく知られたことである。初めは奇異に聞こえた言葉使いも、多くの人たちが使い始め、耳にならされているうちにいつの間にか、それが当たり前になる。そして、国語辞典に取り入れら…

阪東橋界隈から 2013年2月

2013年2月 マンホールの蓋 私の趣味はマンホールの蓋の写真を撮ることである。未だ始めて間もないため、百種類にも満たない。数年前帰省した折、町内を散歩していたら、道路のところどころにあるマンホールの蓋が目に付いた。その上面の一つには花火ばかと…

阪東橋界隈から 2013年1月

2013年1月 銀杯 母が昨年10月100歳になった。2年ほど前の大腿骨骨折以来、移動は車椅子であるが、それ以外どこも悪いところはない。私が高血圧低下の薬を飲んでいるのに、母は薬類も全く飲んでいない。誕生日に先立ち、9月の敬老の日に国、県、市から表彰し…

阪東橋界隈から 十二月

2012年12月 ごみ拾い(その2) ある時たばこの吸い殻を拾いながら数えてみたら、170本くらいあった。翌日も180本と同程度であった。ベンチのまわり、信号のある交差点には特に多い。道路やグランドなどでは、不思議なことに吸い殻は1本落ちていると1-2 m以内…

阪東橋界隈から 十一月

2012年11月 ごみ拾い ラジオ体操だけでは物足りないのでごみ拾いをしている。朝、6時50分頃家を出、公園までの途中の道路と公園内のごみ拾いをラジオ体操の始まる5分前で行う。そのあとスクワットを50回、腕立て伏せを10回行ってからラジオ体操に入る。雨の…

阪東橋界隈から 十月

ラジオ体操 定年退職後2年半も過ぎてしまった。退職直後から始めたことの一つにラジオ体操がある。マンションの近くに首都高速の阪東橋出口があり、高架橋になっている。その下は公園でここでもう30年以上もの長い間にわたってラジオ体操が行われているので…

阪東橋界隈から

阪東橋界隈から 九月 これまで子供時代の遊び事などを思い出すままに述べてきたが、ネタも尽きたので話題を変え、今後は身辺雑記、日々感じたことなど述べていきたい。 今、私が住んでいるところは横浜市営地下鉄“板東橋”駅直近のマンションである。今から17…

阪東橋界隈から 九月

阪東橋界隈から 九月 これまで子供時代の遊び事などを思い出すままに述べてきたが、ネタも尽きたので話題を変え、今後は身辺雑記、日々感じたことなど述べていきたい。 今、私が住んでいるところは横浜市営地下鉄“板東橋”駅直近のマンションである。今から17…

子供の四季  八月

○火の用心(夜回り) 小学校5, 6年生頃からだったか、中学生になってからだったか忘れてしまったが、子供の仕事として夜回りがあった。季節によって時間帯は変わったが、夜、7時から8時ころになると2, 3人で町内を夜回りした。拍子木をカチ、カチと打ちながら…

子供の四季  七月

子供の四季 七月 ○ 水泳ぎ 小学6年生まで住んでいた寺町の家の北側に、100 mのほど田圃を隔てて酒座川が流れていた。今は田圃も無くなって、杉林と住宅で占められてしまった。川幅わずか3-4 mの水の少ない川で沢ガニ、カジカ、あぶらはや等がいた。時々、青…

子供の四季  六月

子供の四季 6月 ○ パッチ(メンコ) 季節を問わない遊びにパッチがあった。屋外でも屋内でも2人以上集まれば遊べた。パッチは直径10 cmや15 cm位の円盤状のボール紙で、表には源 義経、楠 正成、那須野与一など昔の侍大将の顔が描いてあった。平清盛、源 頼朝…

子供の四季  五月

子供の四季 5月 ○ 行軍将棋 戦後間もないころは遊びにも未だ戦時中の雰囲気が残っていた。そのひとつに行軍将棋があった。盤面は、8 x 8の升目で、薄い紙に印刷されていた。駒の名称が通常の将棋と違っていた。王将に相当するのが元帥、以下大将、中将、少将…

子供の四季  四月

子供の季節 4月 ○ 泥棒巡査 男の子数人が集まった時、季節にかかわりなくよく行った。じゃんけんかその日の気分で2組に分かれ、一方が巡査組、他方が泥棒組になった。奇数のときは巡査の数が多くなるように別れたように思う。開始の合図で、泥棒はどこかに逃…

子供の四季  三月

これまでその季節でなければできない特徴的な遊びを述べてきたが、これから季節にとらわれず思いつたときにやった遊びの幾つかを述べる。 ○ 釘さし 2人でちょっとした地面があればよく行った。各自、五寸釘を用意する。 地面に小さな三角を書いてから、じゃ…

子供の四季  二月

子供の四季 二月 ○ ○ 雪道 二月に入ると雪堀りも2, 3回行われ、未だ融雪道路となっていなかったころの道は小屋根より高くなった。雪下ろしと言わず、雪堀りと言うのも屋根から下ろした雪を軒先や玄関の前から掘り上げる作業の方に労力が掛ったからであろう。…

子供の四季  一月

子供の四季 一月 ○ 女の子の遊び 一年間、子供の四季を書き続けて、ふと気が付いた。女の子はどんな遊びをしていたのだろうか。当時は未だ自分のことに夢中で、女の子なんか眼中になかったのだろう。少しも覚えていない。妹が、冬は着せ替え人形遊び、春、雪…

子供の四季  十二月

子供の四季 十二月 ○ 初雪 11月末から12月になると雷が鳴るようになる。そんな日には母がよく「雷様が雪を持ってくるな」と言った。翌朝、世の中が変ったように明るくなっていた。外に出れば、辺り一面の銀世界、なんだか嬉しくなってあちこち飛び回った。そ…