2023-01-01から1年間の記事一覧

2003年12月 記憶 その5

これまで子供時代の遊び頰けた思い出ばかり述べてきた。でもこのことが私の人生をどれだけ豊かにしてくれたことか。子供は遊びが仕事である。そろそろ学校時代のことに話を進める。45年4月脇野町小学校に入学した時の先生を全く覚えていないことはすでに述べ…

2023年11月 記憶 その4

何十年も気が付かなかった俳句の顕額に気づいたのも78歳の頃から俳句を始めた影響であろう。毎日、2、3句を作ることを目標にしているが、駄句ばかり溜まっていく。最近嬉しかったことは、朝日俳壇に高山れおな選(朝日新聞10月29日付け)で下記の句が採られた…

2023年10月 記憶、その3

酒座川の上には両岸から栗の木、藤ノ木、その他の雑木が川を覆うように茂っていた。子供たちはそれらの木に登り、木の枝から枝へ渡り継いだり、藤の弦にぶら下がって、揺すっては対岸の木に乗り移って得意になっていた。ちょうどその頃はやっていた映画、「…

2023年9月 記憶 その2

片貝町は南北に伸びる県道に沿った約3kmほどの、北は来迎寺(越路町)、南は小千谷市につながる、いわゆる褌町で、この大通りに南の方から一之町から五之町までの町名が付けられている。両側に人家が並び、その東側の奥の方にはには清水町、町浦、屋敷などの…

2023年8月 記憶

「人生とは記憶であ る」とは大学時代の友人、K君の主張である。私も似たような考えであるが「人生とは思い出を作ることである」と思っている。思い出にも二種類あって、一つは無論自分自身の思い出であるが、もう一つは周囲の人たちがどのくらい、こちらの…

2023年7月 記憶の初め

記憶の初めは何歳くらいからなのだろうか。生まれたときのことを覚えているという人のことをどこかで読んだことがあるが、これは眉唾物として、私の場合は4歳くらいである。冬の夕方、私が何か親の言うことを聞かずごねていたのであろう。いきなり父が私を抱…

2023年6月 奇妙な風景

街を散歩していると見慣れた風景でもちょっと注意して見ると「おや?」と思われる不思議な光景に出会うことがある。そんな場面をいくつか紹介する。 その1 パチンコ屋の上が教会? 息子達は春日部市に住んでいる。そこに時々訪れる。前は車を利用していたが…

2023年5月 御座候と大福餅

御座候をご存じですか。中に小豆餡子の入った大判焼のことである。こちらが大判焼きと言っても京都育ちの息子の嫁さんは御座候の方が正しいと絶対に譲らない。ご存じの方も多いと思うが、横浜高島屋デパートの地下一階で“御座候”の暖簾を下げ、実演、販売し…

2023年4月 シンボルツリー

40数年前厚木に家を建てたとき、新築記念にと父が庭師を入れ、ささやかな庭を作ってくれた。そして、松、梅、ヤマモモ、白木蓮など数種の木も植えた。ヤマモモは男木だったので実がならなかったし、大きくなりすぎ隣家にも日影を作るようになったので切り倒…

2023年4月 マイナカード

皆さんはもうマイナポイントを獲得されましたか。政府が国民にマイナンバーカードを普及させるための愚策の一つである。よくまあ、このような複雑な仕組みを考え出すものだと感心する。マイナンバーカードは身分証明書になりますよ、健康保険証として使えま…

2023年2月 この頃のごみ拾いと、ラジオ体操風景

ごみ拾いとラジオ体操を初めてから間もなく13年になる。月並みの表現であるがあっという間である。ごみ拾いをするのは初めの頃は二人だったが、今は3人になった。ラジオ体操を行う公園や周辺の道路など守備範囲は広い。心強いことである。それぞれ、家を出る…

2023年1月 アルバイト

学生時代のアルバイトの経験は家庭教師のみである。小学生の男子、2名と 高校生、男子2名である。後者の二人は優秀な生徒で、東北大学と慶応大学にそれぞれ現役合格したから、責任を果たせたかなと思う。教えたのは数学だった。小学生の方は、寮の先輩が4年…