阪東橋界隈から 2013年2月

 
20132月 マンホールの蓋 
        
私の趣味はマンホールの蓋の写真を撮ることである。未だ始めて間もないため、百種類にも満たない。数年前帰省した折、町内を散歩していたら、道路のところどころにあるマンホールの蓋が目に付いた。その上面の一つには花火ばかと言われているこの町の名物、四尺玉花火が見事に開いた下を大若、小若が練り歩いている場面、もう一つは名物の錦鯉があでやかに泳いでいる場面がデザインされている(下図)
 
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あまりきれいなのでデジタルカメラで撮影したのがきっかけとなって、あちこち出歩くたびに道路に目を凝らしていたら、汚水、雨水等の処理はそれぞれの市町村がするためか、マンホールの蓋にはその街の象徴が描かれていることに気付いたのである。これらを集めてみたら楽しいだろうなと思いつつも雑用に追われ、また、どこかに出かけてもカメラを忘れたりで数年が過ぎてしまい、意識的に撮影を始めたのはつい最近である。未だ残暑も厳しかった昨年九月のある日思い立ってマンホールの蓋の撮影に出かけた。横浜近辺は交通機関が発達しており、効率よく多くの市や町を廻れる。自宅から地下鉄で横浜駅に出る。横浜市のデザインはイブリッジである。
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相鉄線で大和に降り、大和市(タンポポ)、隣接する綾瀬市(バラ、モミジ)座間市(ヒマワリ)などに足をのばしてそれぞれの市の蓋を撮影したのち、大和から柏台に出た。ここは海老名市で蓋には昔あった国分寺がデザインされている。小田急線に乗り換え、厚木市(もみじ)秦野市(大山)と途中下車して撮影したのち秦野から小田原市(城と神輿)に出た。その後、東海道線で大磯町(松と海)平塚市(七夕)茅ヶ崎市(海とかもめ)藤沢市(フジの花)と途中下車したのち横浜に戻った。朝九時過ぎに家を出て帰宅したのは午後八時頃、万歩計の数字は二万歩を超えていた。このようなことをあと三、四回繰り返すと神奈川県内の市町村30数箇所のマンホールの蓋は征服できそうである。八月頃テレビで佐賀県のある市の広報課長さんが市のマンホールの蓋のデザインをPRしておられた。残念ながら市の名前を忘れてしまった。同好の士がおられるのをうれしく思ったが、一方、私の情報発信が遅れたのを少し残念に思った。これから全国に足を延ばし
てあちこち廻り、撮影したいと考えている。